心を豊かにする食文化の提供を、そして、すべての人においしい笑顔を。

社員紹介 vol.01



●小林 美祐 KOBAYASHI Miyu
26才(2021年5月現在)
藤沢市出身
取得資格:簿記、秘書
特技:水泳、バスケットボール、イラストレーター、エクセル

 現在、オレンジブーツ*¹ の店長業務、E-kitchen*² さんのスタート、府中市のイベントとの関わり、などを担当している入社2年、紅一点社員の小林さんにお話をお伺いしました。

▶なぜ飲食業を選んだのですか?


 接客業に就きたかったので、新卒で銀行の窓口業務に就きました。銀行を選んだ理由は、自宅から近いことと、安定している職業だったことです。 実質2年間勤務しましたが、銀行の仕事は私には不向きだったように思います。特にノルマに対してなのですが、業績をあげることとお客様が喜んでくれることがかならずしも一致しないことに対して自分の中で消化できずにストレスになっていました。 顧客におすすめするものに対して、これは本当にこの方のためになっているのかなぁという疑問を抱えていました。


▶その中でもサニーワークスを選んだ理由は?


 ノルマに対しては、社会人としては切っても切れないものだとは思うのですが、過度な負担がない方が望ましいと考えていましたので、大企業よりは中小規模の企業、接客業は続けていきたかったので、塾やフィットネスクラブ、自動車学校の受付業務も候補にしている中、内定もいただいていたのですが、たまたまプライベートでトレーノ・ノッテ*³ に行った際、気になってホームページで調べたら、理想的な規模の運営会社であり、しかも飲食業なのにそれに留まらず面白いことに取り組んでいる楽しそうな様子をみて、ここで働きたいと思いました。


▶他の飲食店も検討していたんですか?


 いえ、サニーワークス一択でした。ずっと同じことをしていくことに違和感があったので、いろんな取り組みをしているサニーワークスに入れば、やりがいや可能性がみつかりそうだと思いました。


▶前職での経験は活かされていますか?


 とっても活かされています(笑)お客様にどうやったら話を聴いてもらえるかとか、話を聴いてくれそうな方に少し押してみるとか、逆に引いてみるなどといった会話術でしょうか。ビラ配りにしても、もらってくれる確率が高いのかなと思います。あと数字については行員時代に勉強していたので、値決めの際の基準を考慮できるなどですね。


▶初めての飲食店勤務経験当時を振り返ってみてください。



 入社前は、トレーノ・ノッテで試用期間を経てから社員になりました。 当時は、がむしゃらに仕事を覚える中で、ホールスタッフとしては社員は私だけでしたので、社員とアルバイトの差ってなんだろう、と模索していました。アルバイトさんはピザも作れるしドレッシングも作れるし、とてもよく仕事ができる方達だったので、自分の役割は何なのだろう、と。
 行員時代はお客様におすすめする事が嫌だったのですが、飲食店では逆に喜ばれることだということに驚きました。むしろ「教えてくれてありがとう」とおっしゃってくださいますし。売上が見込めない日に、客単価をあげるための策を考えたり、またABC分析を参考にして、一人ひとりにあわせてもう一品注文していただけるような接客は自然にできていたので、これは他の人にはできないだろうな、と思えました。行員時代と視野の角度が同じだったのかも知れません。



▶その後、横丁ワイン酒場リド、オレンジブーツの3店舗を経験していますが、違いはありましたか?


 全然違います(笑)。それぞれお客様の動きが違いますし。また、形が出来上がっている店舗と、スタイルを一から再建していく店舗、そして今コロナ禍ということもありますが、流れも常に変わるので、日々違ってくると思います。



▶一番嬉しかったことは?



 オレンジブーツに異動になって間もなく、上司が他店舗を担当することになり、正直、置いていかないで~(泣)という気持ちでした。私が中心にお店を担当していくより、他にもっと料理できる人がいた方がいいのではないかと売上日報を睨みながら日々奮闘を続けていました。その内、売上が追いついてきて、一緒に働いているスタッフやお客様から「頑張ってるね」と言われたことが嬉しかったですね。



▶いままでに苦労したことは?


 頑張りたい気持ちや、やる気はあるのに、何をしたらいいのだろう、それがわからなくて苦しくて、仮に上司に聞いても教えてくれないだろうし・・・と悶々としていた頃ですね。アイディアがあるならなぜその考えをシェアしてくれないのか、などと思っていた頃は苦しかったです。今思えば甘えていたのだと思います。



▶飲食店で働いてみて、自分の強みは見いだせましたか?


 効率よく動けることが強みかもしれません。おそらく今は誰よりもドレッシング作りが早いです(笑) お客様のご要望に対しては第一優先にしたいので、お客様がいま欲しいものが常にある状況にする動きを意識しています。人それぞれ価値観の比重の違いはあると思うのですが、こだわればその分いいものができるとは思いますが、時間をかけることが必ずしもお客様のためになるかと言うとそうではないと思っています。もちろん、こだわる時間は大事だと思います。



▶女性にとって働きやすい職場ですか?


 (全然予定はないですけれど)もし出産育児の機会が訪れたときに、助けてくれそうだなと思えるんです。安心感がありますね。



▶コロナ禍で、飲食店の形容が目まぐるしく変化していく中、順応するだけでも大変だと思いますが、日々働いている中で健康について気にしていることや、癒されることなどを教えてください。


 元々水泳とバスケットボールをしていて、スポーツが好きなので、ジムの様々なプログラムに参加して体を動かすことです。現在は行けてないですが。

 癒されることは、インコを飼っているのですが、犬のお散歩のように、鳥かごから毎日30分ほど放鳥するのですが、自由に飛び回っている姿がかわいくて癒されます。

(写真提供:小林さん)

 あとは、野菜が好きなので、浅漬けをポリポリ食べながら共に楽しむ晩酌タイムです。 食べることも好きですし、今は好き嫌いがありません。 レバーが嫌いだったのですが、トレーノ・ノッテで食べた田舎風パテはなぜか食べられたんです。それ以降嫌いなものがなくなりました。 トレーノ・ノッテは、食の「ターニングポイント」でもあったのかも知れません。



▶今後の目標は?


 コロナ禍でもお客様に愛されるお店づくりに一翼を担いたいと思っています。





編集後記:接客中にも関わらず、こちらにも気遣いいただきながらの取材進行になった。ゆっくり落ち着いた口調でおだやかに、そして分かりやすい話し方という印象。華奢な姿にマッチしないマッチョな姿勢は、一緒に働く仲間に良い刺激になっていることと思う。また現時点では、女性社員たった一人。これからのサニーワークスの社員の形がどう変容していくのか、もしかしたらすでに小林さんを皮切りに新たな風が吹いているのかも知れない。そして何よりペット写真上部の焼酎瓶が気になるのだった。(記:加藤)


*¹ 2021年5月現在、新型コロナワクチン接種会場の一部のため臨時休業中
*² 府中市の人気飲食店のお弁当が一同に集まるイートインスーパー
*³ 2020年3月 パルテノン多摩の大改修工事に伴い閉店